2025/11/07 17:56

みなさん、こんにちは

今回はリクエストをいただきましたのでこちらのSka名作を

意外と翻訳されているものがなかったのが逆に驚きですが、
ジャマイカ音楽史に刻まれる重要作品なのでしっかり翻訳していきます

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Eric "Monty" Morris - Sammy Dead (1964)

Sammy plant piece of corn down a gully

サミーはゲットー(スラムとか貧困地域)にトウモロコシを植えたんだ

And it bear 'til it kill poor Sammy
そのトウモロコシが実をつけるころ、哀れなサミーは死んじまった


Sammy dead, Sammy dead, Sammy dead oh
サミーは死んだ、サミーは死んだ、ああサミーは死じまったんだ

Sammy dead, Sammy dead, Sammy dead oh
サミーは死んだ、サミーは死んだ、おー、サミーよ、、、


A nuh thief, Sammy thief, make dem kill him
サミーが殺されたのは、盗みをはたらいたからじゃないよ

A nuh thief, Sammy thief, make dem kill him
サミーが殺されたのは、盗みを
はたらいたからじゃないんだ

But a grudgeful, yes, a grudgeful, make dem kill him
妬み深いバッドバインドのやつらのせいで殺されたんだ

But a grudgeful, yes, a grudgeful, make dem kill him
そう、嫉妬深いあいつらのせいで殺されたんだよ

(間奏)

×2(繰り返し)
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この曲は、ジャマイカの民謡(メント)が原曲で、農民や労働者の生活、
そして社会の不条理をコミカルに描いたフォークソングとして親しまれてきた曲です

サミーが一生懸命働いて、ゲットーでトウモロコシを植えて、
やっと実をつけた時に彼は殺されてしまう
しかも、盗みではなく「妬みとかバッドバインド(grudgeful)」が理由とな。。。

つまり、サミーは真面目に働いている男だったのに、小さな成功を妬まれて命を落とすという
なんとも言い難いジャマイカの現実(貧困、嫉妬、報われぬ努力、そして暴力)が凝縮されています

そしてこの曲はByron Lee & The Dragonairesが演奏をしていて
明るいSkaのアレンジで“厳しい社会でも明るく踊りに変えて生きていく”というジャマイカ音楽を体現していますね

ちなみにこの曲は1964年のニューヨーク世界博覧会(World’s Fair)で披露されてたことでも知られていて
 海外のリスナーが初めてSkaを知るきっかけのひとつになったそうです

というわけで当時の状況に思いを馳せながらプレイしてみてはいかがでしょうか
(今もある意味変わらない現状が世界中にありますね)

あとEric "Monty" Morrisは他にも"Say What You're Saying"などをロックステディ期に残すなど
独特な歌声で良い曲たくさんあるのでまた色々とチェックしてみてください

翻訳内容についてですがこちらも翻訳のプロではないため、
間違いや解釈の違いこうしたほうがいいのでは?などありましたら是非ともご指摘頂ければ幸いです

全部のリクエストに対応できるかはわかりませんが、
もしこの曲翻訳してほしいなどのリクエストありましたらお気軽にご連絡ください

Jamaican Soul 3460

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